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第36章 ３６

それから三人は各々、自分がこれから責めるべき部分に視線を向けて、猥褻な会話を交わした。

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その顔を斜め上に向けて、涼子の左の乳首を見つめる真由子が、クスッと笑って呟いた。

「涼子先生の乳首、勃ってる……」

すると真由子と同じように顔を斜め上に向けて、涼子の右の乳首を眺める早苗が――“真由子に向けて”――報告した。

「こっちの乳首も、ビンビンですよ……真由子先輩……」

そんな二人の指摘を受けて、涼子は思わず呻いてしまう。

「は、は、恥ずかしいぃぃぃ……」

そうすれば早苗が、涼子に素直に同意した。

「確かに、恥ずかしいカラダですよね……？」

でもこれが、決して涼子に対する“嫌味”ではないことを、早苗は――神妙な顔つきをして――続けて言った。

「でも私のカラダも、すごく恥ずかしいですから……」

そこでふと、早苗のバストに目を遣ってみると、彼女の乳首も激しく勃起していた。

さらに他の二人のバストも見てみれば、やはり同様に勃起している――要するところ、その体育倉庫にいる四人の“女”全てが、乳首をビンビンに勃起させているのだ。

勿論のこと、全員で乳首を勃起させているからと言って、涼子の羞恥は慰められない――が、涼子は彼女達に“親近感”は、抱いた。

付け加えるなら、それは涼子がこの女子達に対して持った、久しぶりの“親近感”だった。

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然る間に早苗が――浮かべている微笑みに羞恥を込めて――続けた。

「でも私、自分のカラダの“恥ずかしさ”に、ドキドキしちゃうんです……」

「私だって、そうよ……」

そこで真由子が、口を挟んだ。

「私、このカラダの“恥ずかしさ”が、嬉しいの……」

そう言って、真由子も早苗と意見を同じにすれば、千春も二人に迎合した。

「私もそうです……この“恥ずかしさ”に、感じちゃう……」

そんな具合で、三人が自身の肉体に一角の“羞恥”を認めた後、真由子が涼子に聞いた。

「涼子先生はどうですか……？」