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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第37章 37
然る後に、早苗も乳首の愛撫に取り掛かって――涼子は“二点責め”を受けるに、至った。

               ☆☆☆☆☆

早苗の舌遣いも――予め彼女が宣言した通り――実に“優しかった”。

今もなお、真由子はやんわりと“開いた”唇から伸ばした舌先をクルクルと回して、それで涼子の左の乳首を愛撫している。

一方、早苗はその唇で、涼子の右の乳首を“包んだ”。

そうすれば乳首の『周囲』に、柔らかい早苗の唇が触れる――その上で早苗は、やはり柔らかい舌先を乳首の『先端』に――ニュッ、ニュッ……と、押し当てることを繰り返した。

「あっ、あぁん……ハァンんっんっ、うぅん――さ、佐倉さんの“責め方”も、素敵ッ!!……あぁんっ――あ、ん、あ、ん……」

涼子は――円を描くような真由子の舌遣いによって左の乳首に与えられる快感と、早苗によってその舌先で、乳首の先端を舌先で穏やかに押される快感の双方に悶えながら――早苗に彼女の愛撫も魅力的であることを、伝えた。

すると真由子が――涼子の左の乳首への愛撫は続けながら――早苗の方を見た。

たった今褒められた早苗の“責め方”を、しばらく観察した――その後、左の乳首を含んだ唇で、真由子は呟いた。

「涼子先生は、あんな風に責められると、感じるのね……?」

勿論のこと、涼子は真由子の“責め方”に不足を感じて、早苗のそれを褒めた訳ではない。

実のところ、真由子の愛撫でも十分に快感を楽しんでいる――が、それを真由子に伝えるよりも先に、彼女は早苗を真似た愛撫を繰り出した。

               ☆☆☆☆☆

左の乳首を唇でそっと包んで、その先に舌先を――ニュッ、ニュッ……と押し当てる。

さらに真由子は、なおも視線の先を早苗に向けて――きっと早苗の口元の微妙な動きで、感知したのだろう――間もなく乳首を突く舌先の律動も、早苗と見事なまでに合わせた。

因みに、二人が同時に涼子の乳首を押すその律動は、凡そ『一秒に一回』で、だから涼子の喘ぎ声も――本人の意思とは関係なく――『一秒に一回』の律動を、忠実に守った。

「あんっ……あんっ……うぅん!……ふぅん……あん!……はぁん……うん!……」

そのうちの涼子はそんな自分が――『一秒に一回』喘ぐ自分が――卑猥な声で秒を刻む“時計”になったように思われて、妙に照れてしまった。
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