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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第39章 39
時に、三人の女子は今――左から真由子、早苗、千春の順でハードルに腰掛けている。

「アアァンッ――ハァン!――アァァァンン!!――許して、えぇぇぇんッ!!――ハウゥゥン!!」

そんな具合に『三点責め』に悶え狂う涼子を、三人は面白そうに眺めていた。

そしてマットとハードルの間では、奈津子が彼女の競泳水着を“雑巾”として使って、涼子の漏らした尿の“水溜まり”を、丁寧に掃除していた。

無論、今の状況に至る流れを取り仕切ったのは、全てレンヤだ。

               ☆☆☆☆☆

やがてレンヤが、左右に顔を振り乱す涼子に今一度、この状況を知らした。

「先生、奈津子を見てごらん……?先生が漏らしたオシッコを、掃除してるよ……?」

するとまず三人の男子が“ご丁寧にも”、目下繰り出している愛撫を、それぞれ止めた――こうして、左右に顔を振り乱す必要が無くなった涼子は、愛撫の余韻に「ハァハァ」と息を乱しながら、言われるがまま、奈津子を見た。

そうすれば、涼子にも見える奈津子の横顔には、その目には涼子に対する“敵意”にも近い、存分の怒りを満ち溢れさせながらも――限界を通り越した憤怒を抱える人間が往々にしてそうであるように――口元にうっすらと微笑みを浮かべていた。

               ☆☆☆☆☆

然る間にレンヤが、奈津子を眺める涼子の右耳に唇を近付けて、そっと囁いた。

「先生、教えてよ……??自分が漏らしたオシッコを掃除してる、教え子を眺めるのは、どんな気分……?」

「申し訳ないことをしたと、思ってるわ……」

無論、“罪の意識”など全く持っていなかった――が、『形式的』に、未だに整わない呼吸に載せて涼子がそう答えると、レンヤが質問を重ねた。

「本当にそう思ってる……?」

「勿論よ……」

涼子はやはり『形式的』に、返した――するとレンヤは、呟いた。

「じゃあ、もっともっと“罰”が必要だね……??」
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