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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第40章 40
(え……??)

涼子は驚いた――舐められるのは“一度きり”と信じ切っていたからだ――もしかしたら三人の男子も、そうだったかも知れない。

しかし何にせよ、三人は早苗が二度目の『ペロッ』を口にした次の瞬間には、見事なまでにそのタイミングを一致させて、再び各々がその部分を舐め上げた。

(あああ~~ッ!!気持ち、いいぃぃぃぃッッ!!)

乳首とクリトリスが、男子達の口元で弾け飛んでしまいそうなほどの快感に、涼子は改めて背中を弓なりにした。

加えて、この折には涼子はもう呼吸を取り戻していた――だから、背中をビィィクゥゥゥン!!――と、仰け反らせながら――涼子は、

(あああ~~ッ!!気持ちいぃぃぃぃッッ!!)

を、喘ぎ声に変換した。

「ひゃあほぉぉぉッッ!!」

悦び溢れた嬌声に、三人の女子が再度、手を叩いて大爆笑する。

尤も涼子にしてみても、笑われても仕方ないと思った――実のところ涼子自身ですら、自分でも耳にしたことがない甲高い声に、吹き出しそうになったくらいだ。

そしてその三人の女子の大爆笑は、その後もしばらく体育倉庫に響き続けることになる。

何故なら早苗が、頃合いを見計らった上で――ここで言う“頃合い”というのは、『涼子を絶頂に到達させ得ない』という意味だ――「ペロッ」を繰り返したからだ。

               ☆☆☆☆☆

涼子が最初の嬌声を上げてから程なく、しかしまだ大爆笑が収まらないうちに、早苗がまた――今度は二度続けて――囁いた。

「ペロッ、ペロッ……」

そうすれば三人の男子は、さも要領は心得ているといった感じで二度、めいめいがその部分を舐め上げる。

「ひゃふうぅぅぅん!!――はッひゃあああ!!!」

すると涼子は、そうすることが自然なことのように――二度背中を仰け反らせつつ――けたたましい声を上げて悶えた。

が、涼子を驚かせた事実は、涼子が二度悶えた後、仰け反らせていた背中を緩めた次の瞬間には男子達が、それぞれが担っている部分を――三人の女子の指示が与えられる前に――優しく“噛んだ”ことだった。

詰まるところ、次の「ペロッ」が与えられる前の準備を、男子達は周到に終わらせたのだ――因みに三人はこれ以降も、“一舐め”したその直後にはそれを“噛む”ことを、習慣にした。
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