この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第6章 6
四人の男子生徒の悪行を涼子が知ったのは、夏休みが始まって間もない、七月下旬のある日のことだった。
その日、水泳部の活動を指導すべく登校した涼子は、合わせて下校時刻の際の校内の見回りを任されていた。
☆☆☆☆☆
水泳部の活動は、下校時刻より一時間ほど前、午後五時頃に終えた。
その後、涼子はプールから一度職員室に戻って、下校時刻を待つあいだに、事務的な作業をいくつか熟した。
☆☆☆☆☆
やがて午後六時になったところで、涼子は職員室を出て、校内の見回りにかかった。
そこに生徒が残っていないことと施錠がされていることを確認すべく、三棟ある校舎や体育館を順々に回った。
然る後、最後に――念のため――体育倉庫に赴いた時は、午後六時を二十分ほど過ぎていたと思う。
☆☆☆☆☆
そこでは男子四人と三人の女子――合計七人の生徒が等しく全裸で猥褻な行為――涼子にとっては衝撃的な光景を織りなしていた。
言うまでもなく男子四人は件の生徒たちである。
一方、その時いた三人の女子は、奈津子、早苗、そして真奈美という二年生の生徒だった。
☆☆☆☆☆
当然のことながら引き戸を開けて、彼ら彼女たちを目にした瞬間、涼子は言葉を失った。
しばしの間はただ呆然として、自分が発するべき言葉を探した。
やがて涼子は、ようやく見付けたその言葉を、怒鳴った。
「あなたたち、何やってるのっ!?」
次に涼子は、その声をやや落ち着かせて、でも毅然とした態度で“適切な指示”を出した。
「今すぐ服を着なさい。それから全員、職員室に来ること。いいわね?」
一方で七人の生徒たちは、突然の涼子の登場に多少は驚いた様子を見せたものの、涼子の怒鳴り声には全く怯(ひる)まなかった。
また、着衣を求める涼子の“適切な指示”にも、従わなかった。
涼子は今一度、怒鳴った。
「すぐに服を着なさいッ!!」
しかしここでも、誰もその指示に従わない。
それどころか、やがて七人は互いに顔を見合わせて、ニヤニヤと笑い始めた。
その日、水泳部の活動を指導すべく登校した涼子は、合わせて下校時刻の際の校内の見回りを任されていた。
☆☆☆☆☆
水泳部の活動は、下校時刻より一時間ほど前、午後五時頃に終えた。
その後、涼子はプールから一度職員室に戻って、下校時刻を待つあいだに、事務的な作業をいくつか熟した。
☆☆☆☆☆
やがて午後六時になったところで、涼子は職員室を出て、校内の見回りにかかった。
そこに生徒が残っていないことと施錠がされていることを確認すべく、三棟ある校舎や体育館を順々に回った。
然る後、最後に――念のため――体育倉庫に赴いた時は、午後六時を二十分ほど過ぎていたと思う。
☆☆☆☆☆
そこでは男子四人と三人の女子――合計七人の生徒が等しく全裸で猥褻な行為――涼子にとっては衝撃的な光景を織りなしていた。
言うまでもなく男子四人は件の生徒たちである。
一方、その時いた三人の女子は、奈津子、早苗、そして真奈美という二年生の生徒だった。
☆☆☆☆☆
当然のことながら引き戸を開けて、彼ら彼女たちを目にした瞬間、涼子は言葉を失った。
しばしの間はただ呆然として、自分が発するべき言葉を探した。
やがて涼子は、ようやく見付けたその言葉を、怒鳴った。
「あなたたち、何やってるのっ!?」
次に涼子は、その声をやや落ち着かせて、でも毅然とした態度で“適切な指示”を出した。
「今すぐ服を着なさい。それから全員、職員室に来ること。いいわね?」
一方で七人の生徒たちは、突然の涼子の登場に多少は驚いた様子を見せたものの、涼子の怒鳴り声には全く怯(ひる)まなかった。
また、着衣を求める涼子の“適切な指示”にも、従わなかった。
涼子は今一度、怒鳴った。
「すぐに服を着なさいッ!!」
しかしここでも、誰もその指示に従わない。
それどころか、やがて七人は互いに顔を見合わせて、ニヤニヤと笑い始めた。