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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第10章 10
(恥ずかしい……)

それだけなら、まだいい。

(きっと、からかわれる……)

そんな不安に駆られた刹那――“予感”のうち望ましくないものだけが、往々にして的中するように――レンヤが「フフフ」と笑って、言った。

「先生……今、乳首転がした時、先生の鼻の穴が“ヒクッ”ってしたよ……二つ転がしたから、“ヒクッ、ヒクッ”だね……?」

直後、涼子は“振り出し”に戻った――長い時間をかけて、勇気を振り絞ってレンヤに向けた顔を、一瞬にして俯かせた。

するとレンヤが、やはり“意地悪く”クスクス笑いつつ、さも揶揄(やゆ)ような口ぶりで、涼子に尋ねた。

「どうしたの?涼子先生、オレとキスしたいんじゃないの……?」

そうそう耳にする機会のない、横柄な台詞だ。

涼子はレンヤの不遜な態度が、少なからず腹立たしかった――が、情けないことに……端的に言って、涼子はレンヤと、『キスしたかった』。

レンヤがなおもクスクス笑いながら、涼子に声をかける。

「ほら……先生、顔を上げてオレの方を見なよ……?キスして“あげる”からさ……?」

(ふざけないでッ……)

最早“不届き”と言ってもいい、そんなレンヤの態度に、涼子はいよいよ苛立った。

しかしどれだけ腹を立ててみたところで、その“欲望”は治まらなかった。

               ☆☆☆☆☆

涼子は顔を上げた――まずは正面を見たところで、レンヤがまた、人差指で乳輪をなぞり始めた。

それから涼子が右を向いてみれば、レンヤはやはり意地の悪い微笑を――これから涼子が目指す――唇に、漂わせていた。
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