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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第13章 13
レンヤが唇を緩めて、涼子の舌を解放した――合わせて彼は、涼子の頭と腰を捉えていた両手を、涼子の脇腹に移してそこに添えて――そうやって涼子の肉体も解放した。

涼子が――途中で、勃起した乳首をレンヤの胸で転がしてから――背中を反らし切った、その後のことだ。

               ☆☆☆☆☆

ここで涼子は今一度、ついさっき更新したばかりのレンヤのキスに対する感想を、“再”更新する。

(『キスが女を“欲情”させる』んじゃ、ない……)

この世の中には――女の淫らな欲望を、当の本人ですら想像し得ないところまで膨張させる“キス”というものが、極めて希少ながらそれでも確実に、存在するのだ。

(『“レンヤ君のキス”が、女を“欲情”させる』のよ……)

そう思うと、涼子は目の前にいるレンヤが、いよいよ貴重な“美少年”――相当の危険を冒してでも、繋ぎ止めておかなければ“ならない”美少年――のように思えてくる。

               ☆☆☆☆☆

だから涼子は――“欲情”した涼子は――レンヤに舌先を解放されたその後も(レンヤにしがみ付いたまま)、レンヤの口内にそれを留めた。

両目を閉じて、レンヤの舌の上に自分のそれを重ねて――レンヤの舌ないし唇が、また“何かしらの形”で涼子の舌と『遊んでくれる』その時を待った。

しかしながら、やはり”意地悪”なレンヤが――――『舌をレンヤの口内に残す』という行動で示した涼子の嘆願を、すぐに叶える筈もなかった。

レンヤが、舌を引っ込めない涼子を「フッ」と鼻で笑った。

目は閉じていたけど涼子の耳には、レンヤが鼻で笑ったその冷笑が、はっきりと届いた。

(笑わないで……)

涼子は心の中で、レンヤにそう哀訴した。

往々にして”品位”を求められる女が、“欲情”したはしたない様を男に見せるのも、これはこれでやはり相当な覚悟を求めるものだ。

(恥ずかしいことしてるのは、分かってるんだから……)

と思った刹那、涼子はまた”泣きたい気持ち”になった。

自身の”細やかな”嘆願ですらも、レンヤに聞き届けてもらえないが故の、”泣きたい気持ち”だ。

               

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