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第15章 １５

レンヤが“クンニリングス”の実行を涼子に通達した後、それからまた二人は舌をじゃれ合わせて――それに伴う隠微な音とともに――官能を楽しんだ。

そして――当然のことながら（？？）、これ以降のキスは常に、“クンニリングス”に直結する想像を、涼子に抱かせた。

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今、涼子は舌先をレンヤの唇で――ぬちゅぅぅぅ――と何度も吸われている、その最中にある。

ここで涼子が享受している快感は”もどかしくなく”、だから涼子は舌先を吸われる毎に安心して（？）、十分な声を喉元から漏らすことが”出来ている”。

「うぅふ！うっふぅっ！――うっふ、うぅふぅぅぅんっ……」

そんな甘ったるい声を漏らしながら――涼子はなおも、その”行為”に思いを巡らせている。

（このキスを……こんなイヤらしいレンヤ君のキスを……“アソコ”に、されるのね……？）

然る後――つい先達てレンヤが涼子に囁いた時にそうしたように――尤も涼子の場合は“心中”で呟いただけだったが――その部分を明確にしてみた。

（私の、オ、オ――オマっ……オマ×――コに……）

途端、涼子の身体を満たして重くしている、件の“性的興奮”が、猛烈な勢いで全身を駆け巡った。

その猛烈な勢いは――舌先を吸われて漏らす”甘い”喘ぎの、その背景に流れる――涼子の鼻息を――やはり当然のことながら（？？？）――荒くした。

「うふぅぅん――ムゥッフウゥゥゥゥゥ……――」

まるで盛りの付いた雄牛のような、荒々しい鼻息だ。

因みに涼子が心中で（オマ×コに、キスされる……）と呟いてその鼻息を荒げたのは、今回のキスが始まって、これが六回目だった。

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一方でレンヤは、涼子が六回目に鼻息を荒げたその直後から――それまで涼子の“丸出し”の尻の上で円を描くように滑らせていた――両手の指先による愛撫を、拡大させた。

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涼子の左の尻肉を撫でていた、レンヤの右手の五本の指先は、涼子の左の脇腹に添えられた。

同時に、右の尻肉にあった彼の左手は、涼子の背中へと移った。