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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第15章 15
そんなレンヤの、“さも感心したような”口調に、涼子は今更ながらにまた、顔が燃えるように熱くなる

その日だけでも、もう何度か乳首の勃起を揶揄されてはいるが、どれだけ重ねられても羞恥は衰えなかった――涼子は『揶揄には慣れない』。

――が、そこでまた、先達て体育倉庫で見たマモルと真由子の“ペア”の会話が、涼子の脳裏に過った。

               ☆☆☆☆☆

二人の濃密なキスが終わった後、勃起している乳首をからかったマモルに対して、真由子がした、言い訳だ。

――だって、仕方ないでしょう?マモル君のキス、とっても上手なんだもん。マモル君にキスされたら、どんな女の子だって乳首が、勃っちゃうよ――

確かその時、真由子はマモルを上目遣いにした目で見つめ、唇を窄めていた――要するところ、あからさまにマモルに“媚びる”態度を示していた。

そしてマモルはそんな“言い訳”を聞いて、“満更でもない”顔をしながら、その後真由子への”クンニリングス”に及んだ筈だ。

だから――と言うのも変な話だが――涼子もレンヤに、“媚びた”。

勿論、”その行為”に続く流れへの期待が全くなかった訳でもない。

しかしそれとは別に――自分の『柄ではない』とは思いつつも――涼子は真由子を思い起こしているうちに、レンヤに“媚びて”みたくなった。

               ☆☆☆☆☆

涼子はレンヤを見つめる目を――真由子を真似て――上目遣いにして、さらに唇も窄めて、それから始めた。

「だって、仕方ないでしょう……?レンヤ君のキス、とっても上手なんだもの……」

真由子の“言い訳”を、殆どそのまま拝借させてもらう。

「レンヤ君にキスされたら、どんな女だって、乳首が勃っちゃうわ……」

しかしながら――乳首の勃起に対する涼子の、そんな“言い訳”を聞いたレンヤは、その“意地悪な微笑”をいよいよ色濃くしてから、こう返した。

「何言ってるの、先生……?先生の乳首、オレがキスする前から、ビンビンだったじゃん……?」

確かに、そうだった……。

体育倉庫にいた時から、生徒たちの淫行を眺めていたうちから、涼子の乳首は勃起していた。

レンヤに水着を下された時には、もう勃起した乳首を晒していた。
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