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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第16章 16
そのうちにレンヤが、涼子の右の肩の上に添えていた二本の指先――彼の左手の、揃えた人差指と中指の指先――を、涼子の右の乳首の真下に移した。
手の甲は上に向けたままにして、中指の爪の上に、涼子の勃起した乳首をそっと載せた。
然る後にレンヤは、また“意地悪”な笑みを浮かべて――ここではまだ『先生』を使って――涼子に尋ねた。
「そう言えば先生、さっきオレに“何か”、言ってたよね……?」
乳首の真下にある二本の指先と、レンヤの“意地悪な笑み”を見れば、涼子は容易にその“何か”を思い出すことが出来る。
――レンヤ君、“私”の乳首、可愛がって――
☆☆☆☆☆
しかしこの期に及んでその嘆願は、ただ文面上の問題において、最早何ら妥当性を持たない。
正しい嘆願の仕方は、こうだ――
――レンヤ君、“涼子”の乳首、可愛がって――
☆☆☆☆☆
涼子はその、『正しい嘆願の仕方』を、まずは心の内で述べてみた。
(『レンヤ君……涼子の乳首、可愛がっ――て……』)
その直後、涼子は改めて相応の羞恥に苛まされた。
(やっぱり、恥ずかしい……)
が、やがて涼子はその羞恥が冷めやらぬうちに、中々に奇妙な考えに取り憑かれた。
☆☆☆☆☆
言葉には、(平均的な品位と羞恥心を持った)女性が口にするのは多分に憚られる、“猥褻な単語”が、いくつか存在する。
また憚られるが故に、それを女性に口にさせて喜ぶ男性も、少なからず、いる。
四人の男子生徒――レンヤと、今は体育倉庫にいる他の三人――もまた、その類だった。
だから涼子もこれまでの四回の“狂宴”で――四人に強制される形で――“猥褻な単語”のいくつかの発声を、強いられていた。
そのいくつかを列記してみれば――“マ×コ”、“オマ×コ”、“クリトリス”、“オチ×チン”、“チ×ポ”、“キ×タマ”等々である。
勿論のことそれを発声する際には――それに等しい屈辱感とともに――凄まじい羞恥に打ち震え、時として号泣した。
☆☆☆☆☆
そして今、涼子はこう考えていた。
(あの時の恥ずかしさに比べれば、自分のことを名前で呼ぶなんて――例え二十六歳の教師でも、例え生まれて初めてでも――大したことない筈だわ……)
手の甲は上に向けたままにして、中指の爪の上に、涼子の勃起した乳首をそっと載せた。
然る後にレンヤは、また“意地悪”な笑みを浮かべて――ここではまだ『先生』を使って――涼子に尋ねた。
「そう言えば先生、さっきオレに“何か”、言ってたよね……?」
乳首の真下にある二本の指先と、レンヤの“意地悪な笑み”を見れば、涼子は容易にその“何か”を思い出すことが出来る。
――レンヤ君、“私”の乳首、可愛がって――
☆☆☆☆☆
しかしこの期に及んでその嘆願は、ただ文面上の問題において、最早何ら妥当性を持たない。
正しい嘆願の仕方は、こうだ――
――レンヤ君、“涼子”の乳首、可愛がって――
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涼子はその、『正しい嘆願の仕方』を、まずは心の内で述べてみた。
(『レンヤ君……涼子の乳首、可愛がっ――て……』)
その直後、涼子は改めて相応の羞恥に苛まされた。
(やっぱり、恥ずかしい……)
が、やがて涼子はその羞恥が冷めやらぬうちに、中々に奇妙な考えに取り憑かれた。
☆☆☆☆☆
言葉には、(平均的な品位と羞恥心を持った)女性が口にするのは多分に憚られる、“猥褻な単語”が、いくつか存在する。
また憚られるが故に、それを女性に口にさせて喜ぶ男性も、少なからず、いる。
四人の男子生徒――レンヤと、今は体育倉庫にいる他の三人――もまた、その類だった。
だから涼子もこれまでの四回の“狂宴”で――四人に強制される形で――“猥褻な単語”のいくつかの発声を、強いられていた。
そのいくつかを列記してみれば――“マ×コ”、“オマ×コ”、“クリトリス”、“オチ×チン”、“チ×ポ”、“キ×タマ”等々である。
勿論のことそれを発声する際には――それに等しい屈辱感とともに――凄まじい羞恥に打ち震え、時として号泣した。
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そして今、涼子はこう考えていた。
(あの時の恥ずかしさに比べれば、自分のことを名前で呼ぶなんて――例え二十六歳の教師でも、例え生まれて初めてでも――大したことない筈だわ……)