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マゾ女調教のなれの果て : こんな生き物にされたいですか?
第8章 ある週末の調教 - 美玲(みれい)
私は、前もってスケジュールを作っておくことは極力避ける。行動は「その日の気分と体調で決める」タイプだからだ。抱えている穴どものどれを使うかは、体調と気分に基づいて脳内リストを検索し、その日に決めるのが普通だ。今日は10月15日。朝の窓から気分が良い光が差し込んでいる。「ああ、そろそろ日光の紅葉シーズンだな」と思う。いろは坂をホンダレブル250SにまたがりARAIの黒のフルフェイスヘルメットをかぶって疾駆する女の姿が頭に浮かんできた。今日は美玲にしよう。
美玲にLINEする。
「今日、いつものところにおいで」。
すぐに既読になり、返事がきた。
「はい。伺います。6時でよろしいでしょうか」。
美玲は仕事でスケジュールびっしりの女だ。週末も大抵はなんやかやあるのだが今日は時間が取れるようだ。返事する。
「よし」。
美玲からLINE。
「とてもうれしいです。ありがとうございます。中井においしいカヌレのお店見つけたので、途中で寄って買っていきますね。ぜひ食べていただきたくて」。
ふむ、まあ、楽しみにしておくよ。
美玲はヴァイオリン弾きだ。ステージ活動を主としている。クラシック界も以前とは様変わりしてきた。昔は美女美少女はそんなに多くなかった。容姿より演奏の実力に重きが置かれていたからだ。しかし今は違う。演奏能力は当然として、顔や体も良くないと世に出るのはむずかしい。特にソリストは。
ステージ衣装は大抵ドレスだ。背中や肩を大きく露出するし、乳だって半分見えそうなこともある。隠しているのは裾が長いスカートの中の脚だけ。つまり、背中を鞭打つのはダメっていうことだ。メインの責め所は尻と太ももだ。あともちろんマンコも。