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マゾ女調教のなれの果て : こんな生き物にされたいですか?
第9章 謎
ある日、ネットのSMカテゴリーチャットを覗いてみると女が部屋を作ってメッセージを出していた。
「昔あった『動物のいない動物園』というブログをご存じの方、お話しませんか?」
私はこのブログのファンだった。ひよりというマゾ女が自分と飼い主のことを書いていた。まだ20歳になったかならないか位のマゾ女が自分の想いを綴ったブログは以前は多くなかったので、愛読していたのだ。ピュアな文章が好きだった。写真もあった。ピアスが取り付けられた乳首とか。この部屋に早速入ってみた。
「こんにちは、このブログ知ってますよ」
「それは嬉しいです。」
「あなたはひよりさん本人ですか?」
「いえ、違います。」
「ひよりさん、いまどうしてますかね。」
「なんでも九州のほうに流れて、そこで檻に入れられて飼われているらしいですよ。」
「ハードな生活ですねえ。」
「ふさわしい生活でしょ。」
「ひよりさんは確か演劇関係のことやってましたよね。」
「そうです。よくご存じですね。」
「脚本を書いていたように思います」
「はい、脚本を書きましたね。それがあまりにひどくて、使い物にならなくて。それが原因で劇団が解散することになったので、みんな怒ってます」
「あなたも同じ劇団にいたんですか」
「ええ、まあ。」
「ひよりさんとはどういう関係なんです?」
「えっと、そうね、上司と部下のような関係でした。」
「上司と部下ですか。ひよりさんはどういう人だったんですか?」
「あの女、最低です。誰にでも股を開く女で。売春もやってたに違いないと思ってます」
「そうですか。どういうことで今は九州の檻生活になったんでしょう?」
「詳しいことは知らないので私も知りたいんです。九州かどうかもはっきりしないし。もっとお話ししたいからカカオのXXXXXXに連絡してください。私、これからでかけなきゃいけないので。ぜひ。カカオでは別の名前です。」
ということで会話が終わり、私は数日たってから、教えられたカカオにメッセージを送ってみた。