この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
マゾ女調教のなれの果て : こんな生き物にされたいですか?
第9章 謎

 「こんにちは。この前、動物のいない動物園についてチャットした者です。ひよりさんの話をしましたよ。どうぞよろしく」
 「ん? こんにちは。ひよりとはなつかしい名前ですね。ただ、そういうチャットをした記憶はないのですが、どういったご用でしょうか?」

「カカオで話したいとあなたがこのIDを教えてきたんですよ。」
 「なるほど、それは私ではないですね。別の人です。ちなみに男でした? 女でした?」

 「じゃ、なりすましですね。自称 女 でした。」
 「心当たりがないわけじゃないです。」


 カカオに打ち込まれる文章で分かる。これは男だ。面白くなってきたな。さらに話を進める。


 「ひよりさんが書いた脚本が使い物にならなかったという話でした。」
 「脚本ですか、もう10年前ですね。」

 「そうですか、あなたはどういう人なんですか?」
 「過去にひよりを調教していたことはあります。最近はそのことを言われることもなくなってきたので、ほとぼり冷めたものかと思ってました。」

 「その女は自分とひよりさんとの関係を上司と部下のようなものだと言っていました。」
 「はいはい。上司と部下ね~。未熟者に分不相応な仕事を任せたのは私の不徳ですね。あれには悪いことをしたと思ってます。」

 「脚本のことですか。」
 「そうです。結局、独りよがりなものしか作れず。少なくとも、見る人を自分の世界に巻き込まなければ、舞台っていうのはダメなんですよ。それにはまず自分の世界を開陳しなければいけない。彼女にはそれが根本的に足りてない。だから熱がなかった。」

 「この前チャットで話した女はひよりさんの現況を知りたがってました。」
 「そうか、いやな女だね。」

 「おちぶれた様を嘲笑したかったらしいです。ひよりさんに敵意がある口調でした。」
 「よっぽど恨んでるんだろうね。」

/43ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ