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マゾ女調教のなれの果て : こんな生き物にされたいですか?
第10章 満月(まんげつ)という女
ビデオで雑談かあ。どんな雑談をしたいのだろう、と考える。時間を取られそうなので受けないことにした。
「雑談ね。今のようにカカオの文字でいいんじゃないですか。私、自分を画面で見せられないヨボヨボのハゲというわけじゃないんですけど、文字のほうが気楽なので。」
これに対して満月が言ったのは「オナニーを見てもらえませんか? お願いします。」だった。
へええ。こういうことだったのか。
「私のほうから一方的に見ればいいんですか?」
「はい」
それくらいならいいかな、とスケベ心が湧いた。こっちの姿や音は相手には流れないのだから、つまらなかったら途中からはビデオを観ないでほかのことをしておいて、終わった頃合いを見計らって、観たフリして適当に言っておけばいいわけだ。
「じゃあ、見てあげましょう」
「ありがとうございます。」
ところが、ビデオ通話は設定がうまくゆかず、通じなかった。
「それでは、写真をお送りさせていただければと思います。」と満月はあくまで熱心だ。「何か、マゾ奴隷にふさわしい2、3文字くらいの単語をいただけませんか。」と言う。
「屈服」という言葉にすることにして、満月に伝えた。
「かしこまりました。」と満月。
時間を置かず、満月から画像が送られてきた。素っ裸で大股開きした女のへそから太ももの範囲の写真である。へその付近にピンクのポストイットが貼られており、それには「屈服」の2文字とハートマークが書かれていた。何より目立つのは毛の濃さと多さ。こりゃでっかいパンツを履いても隠れないだろうという広大なアマゾン。
「ははあ、よい姿ですねえ。」
「ありがとうございます。」
「これがこの前可愛がってもらった肉なわけだ。」
「はい、マン毛が濃いので満月です。」
なるほど。本人も自覚ありなんだな。
「ああそうかあ。手入れは飼い主の好みと環境次第ですね。」
と返した上で、一言付け加える。
「このくらいあったら少々むしりとっても分かりませんね。」
「はい。マン毛を引っ張られながら、よくセックスしていただきました。」
「自前の責め道具を生やしてるわけだ。顔も猿轡用の造作だといいですね。あはは」
「はい、、、、」