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マゾ女調教のなれの果て : こんな生き物にされたいですか?
第3章 陽菜との出会い
私が陽菜と出会ったのはネットのチャットだった。複数人が画像を見ながらチャットできる部屋があり、私はそこに部屋を出していたのだ。待機メッセージは「残虐な女責め画像を見て感想を言い合う部屋」。部屋の定員は4人に設定した。それより多いと相手の会話にきちんと対応できなくなるからだ。入ってくる人は男がほとんどだろうと思っていたが、意外にも女のほうが多かった。ネットなので自称女もいたろうけど。
入室者に私が最初にかける言葉は、「お試し画像をアップしますので、それを見て話を続けるか退室するか決めてください」である。
この段階で退室する人は勿論いないが、お試し画像を見せると4分の1くらいは無言で即座にいなくなった。お試し画像はネットで拾ったもので、素っ裸の女がこちらに尻を向けてしゃがんでいる。その左右のビラビラにはピアスが通されており、それぞれのピアスに短い鎖が取り付けられている。鎖の反対側は女が履いている真っ赤な靴のヒールにひっかけられており、女はしゃがんだ状態から立ち上がることができない、という画像だった。
退室しなかった人たちには画像について私なりの説明をする。「辛くて立ち上がろうとすると自分で自分を責めることになります。」「笑いながら眺めていれば勝手に苦しむという楽しい仕掛けです。」
私の性癖はSMの世界でもあまり一般的じゃないのだろう。残った人もその半数はそれから10分でいなくなり、会話がずっと続いて楽しめた相手は20人に1人くらいだった。
会話が続いた女の一人が陽菜だ。言葉数は少ないのだがそれぞれの画像にうわべではない共感を示した。ただし、いろいろな責め画像を見させられているうちに怖くなって逃げる。そして何日かするとまた私の部屋にやってくる。これが繰り返された。「感想を言い合う部屋」なのだが、何を言えばいいのか言葉が出ないと陽菜が訴えることもあった。「じゃあ 黙って画像を見て他の人の話を聞いていればよい」と伝えると安心したらしい。毎日通ってくるようになった。
陽菜が私の部屋に居ついて半年くらい経った頃だろうか。陽菜が「奴隷にしてください」と懇願してきた。この半年で陽菜が真剣なマゾ女であることは分かっていたので、私の奴隷として受け入れた。