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友也サイドストーリー
第3章 ひとつ屋根の下
「ど、どうもはじめまして。友也です。」

「背高いね!」

「いやぁ…///」

この子もなかなか愛嬌があって可愛い子だった。ちょっとデレっとした自分がわかった。



皆で協力して梨果さんの荷物を二階に運んだ。



引っ越し作業を終えると皆で軽い打ち上げをした。宅配寿司を注文して大人たちはお酒も飲んで盛り上がっていた。

俺は梨果さん美幸さんとの同い年メンバーで打ち解けて楽しく会話できた。

途中から母も加わり好きなビールを飲みながら梨果さんと話をしているようだった。


20時をまわり解散となった。
母も翌朝早いらしく、早々に自分の部屋で休んでしまった。

父と梨果さんとの3人で後片付けをした後、梨果さんは父に身の上の話をしていた。

「…俺行くね、おやすみー。」

俺は何となく2人に遠慮して二階の自分の部屋へ行った。




…也くん

…友也くん、朝だよ。

「友也くん、朝だよー、起きてー。」

「うわー!!」

いつの間に寝てしまったのか、目を覚ますと制服姿の美少女が俺の部屋にいた!

「り、梨果さん!!びっくりしたー。」

「ふふ、もう朝食できてるよ。早く降りてきてね。」

梨果さんが俺の部屋まで起こしに来てくれたらしい。この部屋に女の子が入るのは初めてだった。あんな美少女に起こされるなんてアニメの世界だけだと思ったよ…。

(朝勃ち見られてないよね?あとこの部屋イカ臭くないよね?)

朝勃ちを治め居間に降りると父が朝食を用意してくれていた。

「あーびっくりした。そういえば梨果さんが居たんだった。」

「自分で起きないからだよ。でもこんな美少女に起こされて幸せだったな。」

父の言うとおり幸せだった。また寝坊しようかな…。

「あははは…。」


なんと今日からは家から梨果さんと一緒に登校だ。

「夢みたい。前までは駅で梨果さんのことわざわざ探してたのに。家から一緒に通えるなんてね。」

「夢は大袈裟だよー。ふふふ。」

梨果さんの綺麗な横顔を眺める。
事件の内容はあまり聞かされてないけど、絵画教室でまたヌードモデルをしたということは聞いていた。
こんな清楚な女子中学生がどうして人前で裸になれるのかが理解できなかった。
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