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cape light
第1章 ラブホでの攻防
「不毛な議論を続けるより、僕は快楽を求めます」
「快楽を求めたらその様でしょ? 私、シャワーを浴びて帰ります。ていうかさ、バケルさ、ラブホのバスルームで普通体をガチ荒いする?」
 確かに僕は行為の前にバスルームで体をガチで洗った。
「おっと、語るに落ちたな」
「何よ」
「お前さ、男の経験がないとか言ってたけど、めちゃめちゃ多いだろ」
「どういう意味よ?」
「男と女が交わる前のバスルームでは体をガチで洗わない。それってそういう経験が多いとことから導き出された結論だよな」
「はぁ~」
「何ため息なんかついてんだよ」
「バケルってまじでR大学受かったの?」
「お前、それは禁句だぞ。母校の名前と六大学は出しちゃいけない言葉だ」
「ついつい出てしまうんです。バケルがバカだから」
「何だと!」
「バケルさ、私は一般論を言ったまでです」
「一般論?」
「話は隅の隅まで聞く。私、こう言ったわよ。ラブホでは普通体をガチで洗わない。ここでポイントは普通という言葉」
「もうそんなことどうでもいいよ。舐めろよ」
「嫌です」
「舐めろ!」
 中途半端な僕の恫喝。僕の脅しに怯まない玲奈は逆に僕をこう脅した。
「今から組のもの呼んでもいいんだけど。間違いなくバケル半殺しにされるわよ」
 ※ここで森川玲奈が言う“組”とは反社会勢力のことではありません。森川玲奈は建築会社森川組の一人娘なんです。まぁこの時代に株式会社森川組というあたりが、ネーミングのセンスと言うか……絶望的ですな。
「……」
 やばい、プロテイン命の森川組のあいつらは絶対に手加減しない。それを考えるとまた僕の世界遺産が委縮してしまう。がんばれ僕の世界遺産、奮い立つんだ!と心の中でエールを送る。
「ボコボコにされるバケルを見てるのも悪くないかも」
「おっとそれは脅迫ですな。お前ははっきりと僕を脅しましたな」
「脅しましたよ。でも私はこう言ってやります。そうでも言わないと坂口バケルから犯されると思ったんです。世間はどっちを信じるでしょうか」
「お前という女は最低なビッチだな」
「役立たず!」
「うるさい森川組のバカ娘!」
「パパに言いつけてやるから。そうしたら」
「宣戦布告か? おお、受けてやろうじゃないか。こっちは元アメリカ軍の傭兵たちと共に戦ってやる」
 そうは言ってみたが、僕にはそういう知り合いがいない。
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