この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
cape light
第4章 第4章 大誤算という大誤算は悲惨
 久須美が運転するハイエースの助手席に君波帆夏が乗っているのを見たとき、僕は嫌な予感がした。まさか帆夏が焼きそば軍団の助っ人? 
 まずい。非常にまずい。ファーロと隣のクレープに向かうだろう何人かは間違いなく帆夏を見る。美人でナイスバディな帆夏を新潟の獣ども(新潟の皆様、誠に申し訳ございません)はほっておかない。
 絶対に焼きそば軍団にも行列ができる。焼きそば完売。でもって僕の食料がなくなる。
 落ち着け、最悪山名と権藤にたかれば空腹はしのげる。そう思う自分が情けない……とは全く思わなくなった自分に僕は驚いている。飢えはプライドを人間から容赦なくもぎ取る。
 いやいや待て、それはそれとしてどうして帆夏が来ることをいっちゃんは知っているのだろうか。冴えないくそ親父久須美と帆夏にどういうつながりが出来ているのだろうか。
 知らないのは僕だけだ。とても気分が悪い。何だか僕だけ除け者にされている。
 その後、帆夏は焼きそば軍団に集合を掛け、本日の戦略を披露した。
 集まったのは久須美と福さんといっちゃん、そして僕とクソガキのマリだ。
 目標はもちろん完売。
「申し訳ございません、本日は終了しました」と運の悪い客に言うことだ。運の悪いのは客だけではない。大量の売れ残りを期待していた僕も運に見放されることになる。
 今年の焼きそばのレシピは、帆夏によって大きく変更された。具材は豚肉とキャベツだけ。あおさは、三重にいる帆夏の知り合いから取り寄せた。それだけではない、屋台の焼きそばの命であるソースも帆夏がわざわざ神奈川から持ってきたのだ。
 そう言う状況を一つ一つ説明されるたびに僕は絶望した。気を失いそうな僕に帆夏はこう言い放った。
「私が作ります」
 帆夏目当ての獣どもの(もう一度お詫びします。そして一言、新潟って良いところですよ)行列が目に浮かんだ。
 獣たちの目は、鉄板の上の焼きそばには向かない(これには自信がある)。獣たちの目は帆夏の顔、そして豊満な胸、それから……、おのれ!腐れ外道ども!
 しかし、悪いのは彼らだけではない。帆夏だって体の線を強調する服装をしている。ぴちぴちのジーンズに白のTシャツ。どうだ男ども!さぁ、私を見ろ!と獣の欲望にたっぷり油を注いでいる。
 告白する。僕もいっちゃんも、そして久須美も獣たちより前に帆夏に撃沈している。
 
/31ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ