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cape light
第1章 ラブホでの攻防
「玲奈様お願いです」
「玲奈様って一体どこの誰よ?」
「あなた様です。坂口バケル一生のお願いです。やらせてください。この制御不能になってしまった我が愚息の怒りと申しましょうか、雄たけびと申しましょうか、そういう火山の噴火をお鎮めくださいませ」
 僕は玲奈を後ろから抱きしめてそう懇願した。だが……。
「お断りです」
「何故?」
「坂口バケルがキモイからです」
「確かに坂口バケルはイケメンではありません。が、が、僕は味のある背の高い今でもマイケルジョーダンのように華麗にダンクができる好青年なんです」
「何が好青年よ。スケベで熟女好きな無駄に背の高いR大学経営学部のバカ学生でしょ」
 また言いやがった。大学の名前が出るたびに僕は情けなくなってしまう。どうもすみませんR大学。いやいや違う。我慢するんだ、そして冷静になれ、と僕は僕に言った。
「否定はしません。が、させてください。させていただいた暁には、これより坂口バケルはあなた様の従順な家来になる所存です。何ならさせていただいた後に契約書を作成します」
「後じゃ意味ないじゃん」
 おっとくそビッチ玲奈は、後では意味がないと反応した。ここを逃してはならぬ。畳みかけるんだ坂口バケル……ではなく翔。
「男坂口バケル嘘は申しません。お願い!やらせて!頼みます!」
「……」
 玲奈嬢無言。そしていい匂いが玲奈様のうなじから立ち上ってくる。
 無理だ、限界だ、もう……もう止められない。どうするんだ!
 僕の頭の中を駆け巡る“不同意性交”という脅しの言葉、もとい!自制を呼びかける言葉。
 いや……いやそこじゃない。何だか感じる。僕は何を感じているんだ? 
 あ!と僕は叫びそうになった。
 玲奈嬢の気持ちが変化している。仕方がない、やらせてやるか。そんな感じで変化している。だってそうだろ。玲奈嬢を後ろから抱えてても、玲奈嬢は全く抵抗しなくなった。これってやってもいいよ、というサインじゃないか。
 それに説得を試みる僕の言葉に対しても、なんとなくだが(ずっとなんとなくなんだが)、明確な拒否ではなくなってきているような気がする。
 考えろ!考えるんだ坂口翔! 玲奈嬢のま〇こを絶対に頂くんだ!坂口家のために!いやいや坂口家なんてこの際どうでもいい。
 引き下がれるか!何とかしろ!何とかしやがれ!翔!と僕のペニスが叫んでいる。
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