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暗い部屋の中の 水音
第3章 洋美
下着を降ろすと
深紅のティーバックの 股間の色が変わっている
溜息を付き 身づくろいして 
化粧室を出た処に岡が立っていた

「大丈夫?」 
声を掛けられ 

頷いた時 岡の手が腰に手が回り
課長と声を掛けた時 抱きよせ唇を合わせてきた 
化粧室の通路に 人の姿は無く
遠くで 酔った人の声が聞こえ
驚いて固まっている中
舌が入り蠢き 慌てて体を外し 荒い息を吐いて 
岡を見た

「 ゴメン 我慢できなかった 」
暫くぶりの 口付けは洋美を狼狽させ 
化粧室の前で項垂れて 口付けの余韻に
混乱したまま 黙って俯いていた
また 岡が抱き寄せ 優しく髪を撫で耳元で

「 好きだよ 初めて逢った時から 気に成って居て 」
見つめてくると 唇を合わせて来た

洋美の手は下がったまま 岡の舌を受け 
口の中を蠢く舌を受入れ
吐息を漏らしていた

「席に戻ろうか?」 
岡は手を引き 座敷に戻る途中で

「明日 予定有ります?」 
洋美の手を強く握りながら聞いて来た

「別に 予定は有りませんが 何か?」 
洋美は強く握って来る
岡の手を握り返し聞いた

「お昼 ドライブしようか? 駅前で10時で良いかな?」 
洋美は頷いていた

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