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暗い部屋の中の 水音
第4章 真奈美

日曜

3時過ぎに 修が部屋に帰って来て 
ソファーに座り 冷たい目で真奈美を
見つめて来た

「・・・いつから?・・・」  
修が 振り絞る様な声で聞いて来る

真奈美は圭吾との事 病院に行った事帰ってから
電話した事を 俯き話した

「火曜日 僕の両親呼んだから 真奈美の両親呼んでくれる?」

「その日で 終わらせよう」 

「それと 終わったら早くにこの部屋出て行って欲しい」 
修が 吐き捨てる様に言うと立ち上がり部屋を出て行った

火曜日

朝早くに 修の両親が部屋を訊ね 修も同席し 
ソファーに座り真奈美の
両親の 到着を待って居た 
真奈美は 修の前のソファーに
腰かけ 待ち続けて居た
両親に出した 紅茶は手が付けられず 
冷めたままテーブルに乗っている

修の父親が 二三話すが 母親の言葉に黙り込み 
無言の時が リビングに流れていた 
昼過ぎ 真奈美の両親が部屋に入って来た 
チャイムの音で真奈美が迎え 部屋に入った時 

   バシーン 

部屋に 大きな音が鳴り響いた
父親の 馬鹿もん 大きな声で叫び
真奈美の頬を叩いた音だった
真奈美の両親は 床に正座し 修の両親に深く謝罪して 

 真奈美の3年の結婚生活は 終わりを・・・・・・・・・・告げた・・
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