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暗い部屋の中の 水音
第4章 真奈美


6畳一間 母に携帯番号だけ書いた 
葉書を見つめ溜息を漏らしていた 

学生時代 下宿してた周辺に住まいを探し 
やっと見つけた部屋で
母に 連絡先を書いたが 
後の文が思いつかない 

・・・・・・謝罪の言葉・・・

父の最後の言葉を思い出す 帰り際に

「お前は 俺の娘では無い 二度と家に帰って来るな」
怒りと悲しみを浮かべた目で 父は真奈美を見ながら言い

母と連れだって帰る 両親の背中を見つめ 
送った姿をを思い出していた

・・俺の娘で無い・・娘で無い・・娘で無い…帰って来るな・・・

・・・独りか・・・独りか・・・一人・・・・

葉書を見つめ 涙を浮かべていた 連絡先だけ・・・・・・・
何処かで 繋がって居たいと思い
母へ 連絡先を書いていた
言葉が見つからず 
引っ越して 新しい電話番号とだけ書いて
迷いながらポストに 投函してしまった
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