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暗い部屋の中の 水音
第5章 美香


「まだ早いから 少しお酒でも一緒にと 思って」

何処か自分に言い聞かせる様 俯いて呟いていた
見ると窓際のテーブルに 缶ビールが2本転がっている

「 飲んでらしたの? 」
和哉を見ると 大きな体で頷いて窓際へ

「 どうぞ 」 
和哉は窓際の椅子に座り 美香を嬉しそうに見つめ 冷蔵庫から
新しいビールを二本取り出し 1本を美香に渡して来た

窓の外は 漆黒の闇 遠くに漁船の小さな明かりが幾つか見え 
美香は差し出されたビールを一口飲み 和哉に

 「 有難う 」と小さく言った
和哉は照れた様に首を振り 

「 美香さんが 喜んで呉れたら嬉しいです 」
嬉しそうに言った

「 私で 良かったの? 」 
美香は目を上げ 和哉を見つめた

「 美香さんが 良いです 」 
和哉の目に 獰猛な光が浮かんだ

「怖いわ 襲われそうで!」 
美香の目に 淫靡な光が浮かぶ

「 襲いますよ 男の部屋にか弱い女性が一人で居るんですから 」
和哉が立ち上がった 
まるで森の中で出会った獣の様に大きな体が近寄って来る
美香は 黙って和哉を見つめ 美香の体を 軽々と持ち上げ
ベッドにそっと 横にされ 大きな体が覆いかぶさって来た

「 碧君は? 」 

「 大丈夫 ぐっすり寝てるは 」
優しく和哉の唇が重なって来た 美香は和哉の太い首に手を回し 舌を受け
絡み返していた 和哉の手が優しく乳房を揉み 舌の絡み合いが続く

7年振りの 男の舌を受け 膣から愛液が零れ 

白い光が 頭の中に輝き始めた
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