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女優なんて…
第8章 村長の妻 君枝
君枝はクルリと体の向きを変えて
そのまま樹(いつき)の胸に飛び込んだ。
「えっ?!お、奥さん?」
樹(いつき)の胸に顔を埋めて
そのままズルズルと崩れ落ちそうになったので、
樹(いつき)は慌てて君枝の腋に手を射し込んで崩れ落ちそうになるのを食い止めた。
「あなた、隣を覗いてムラムラしてたんでしょ?」
君枝が体勢を崩してしゃがみこみそうになったのは
樹(いつき)の股間に頬擦りしたかったのだ。
「どこの社会にも命令を忠実に守って損な役回りする人っているものよ
主人の選挙戦を通じて、私はイヤというほどそんな人たちを見てきたわ…」
股間への頬擦りが叶わないのならと
君枝の手が自然な動作で男の股間へと伸びた。
「損な役回りというか…
それが僕の職務ですので…」
君枝の手が股間に這わされた瞬間、
それまでも荒い呼吸だった樹(いつき)だったが、
ひときわハアハアと呼吸を乱した。
「襖の向こうで良いことをしているんだから
私たちも楽しみましょうよ」
君枝の親指と人差し指が器用にズボンのジッパーを降ろし始める。
「いけません!襖の向こうが酒池肉林だったとしても、せめて僕たちは理性を失わずにいなければ…」
「まあ!甘いお顔に似合わずに
ずいぶんと堅物なのね…
固いのはココだけでいいのよ」
ジッパーを降ろしたわずかな隙間に手を射し込んで
君枝は久方振りに男根を握りしめた。