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女優なんて…
第10章 稽古

「あ~もう!全然ダメじゃないの!」

そうだわ!うちのトレーニングルームに連れていってあげる。
マシンを使って鍛える方が手っ取り早いわ!

そう言って彼女は、
舞台演出に忙しそうにしている近藤さんに向かって
「彼女、トレーニングルームに連れていくわ
いいわよねえ?」とお伺いをたてました。

了解したとばかりに
近藤さんはこちらを振り替えることもなく
舞台稽古を凝視しながら返事もせずに右手だけを掲げてバイバイと手を振った。

「さあ、行くわよ
ビシビシ鍛えてあげるからね」

そんな一朝一夕で筋力がつくはずもないので
私としては舞台稽古を眺めながら
のんびりとトレーニングをしたかったのだけど
彼女に腕を引っ張られて引きずられるように稽古場を後にした。

連れていかれたトレーニングルームとやらは
お世辞にも立派とは言えませんでした。
ルームランナーやボート運動のマシンとか
トレーニングオタクなら誰もが持っているような健康器具ばかりでした。

「普通のマンションの一室じゃないのかと
バカにしちゃいけないわよ
この部屋は完全防音と完全防振に仕上げてあるの」

ほら、いつまでも入り口に突っ立っていないで
中にお入りなさい。
彼女に急かされて私は「失礼しま~す」と
彼女以外に誰もいない部屋に向かって挨拶をした。

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