この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女優なんて…
第10章 稽古
あまりの気持ちよさに必死で我慢してると、
あずみさんが手をとめて
「大丈夫?気分悪いんじゃやいの?」って
顔をのぞきこみながら聞いてきました。
そう、気持ちよすぎて感じちゃって
私は悶えるのを必死に我慢していたんです。
耐える感情が顔に出てしまい、
それが見ようによっては苦痛に顔を歪めていると思われたのかもしれません。
「大丈夫です。マッサージが気持ちよくて、
でもちょっとくすぐったくて声が出そうで…」
私は慌てて、そんなよくわからない説明をしました。
「そっか~、気持ちいいのね
私、マッサージ師の免許は持っていないけれど
なんだか自信がついちゃうわ
それにこの部屋は防音だから大丈夫よ、
他に誰もいないから、恥ずかしがらなくても
気持ちいいときは我慢せずに声にだすのよ」
あずみさんに優しくそう言われて
私は抵抗なくうなづきました。
マッサージが再開されて、
我慢しなくてもいいと言われたので
私は小さい声を漏らしちゃいました。
その声に反応するみたいに
あずみさんの手の動きも早くなって、
もう普通に声も出ちゃう。
マッサージが気持ちいいというよりは
その声は愛撫をされて官能のあえぎ声というか…
気持ちよすぎて、もうこれ以上はダメって、
そう思った瞬間に、
私は軽く逝かされてしまいました。