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第10章 稽古

逝った瞬間、体がブルブルと震えた。
その震えを指先で感じ取ったあずみさんは
ベッドに上がってきて
私の脇腹あたりに膝をついて
顔を近づけて「大丈夫？少し強すぎたかしら？」って言われて…

近くで見るとあずみさんの唇柔らかそうとか、
そんなことばかり考えちゃって。
もうなにか、欲しい、甘えたいって感じで…

とりあえず大丈夫と頷きながら、
あずみさんの目を甘えた感じで見つめました。

あずみさんも私の視線に応えるように
同じように見つめ返してきて、
そのまま大丈夫？って繰り返しながら
どんどんと顔が近づいてきて…

数回目の大丈夫って聞かれた時には
唇と唇が触れるくらい近くて。
胸がスゴイドキドキして、
唇を半開きにして目を閉じていると
次の大丈夫？って言葉と同時くらいに
あずみさんの唇が触れた。

しばらくそのまま唇が触れていて、
訳がわからずフワッとした感触が私を襲った。
あずみさんの手が私の手を握ったので、
握り返して瞼を開くとじっと目を見つめあったまま少しだけ濃厚なキスをした。

キスを繰り返すうちに
あずみさんの舌が私の口の中に入ってきた。
動きまわる舌がとても気持ちよく、
私も舌をからめます。

「優美子、可愛い。舌出して…」

そう言われて舌を出すと
ちゅ、チュ、チュウと舌をしゃぶられました。
「優美子、私、我慢できなくなっちゃった…
ねえ、唾液ちょうだい」って言われて
どうしたらいいのかわからないでいると、
先にあずみさんから濃厚な唾液が送り込まれてきました。