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女優なんて…
第2章 女優 涼風あかね

「キスしちゃった…」

唇を離すと涼風さんは、
はにかんだように微笑んだ。

「ごめんなさいね、練習台にしちゃって…
明日のクランクインは
いきなりのラブシーンだから…」

キスを終えると
本当に何事もなかったかのように
あっけらかんとしていました。

胸がドキドキして興奮している自分がバカらしくなってきちゃいます。

「大白川って監督は…
私、過去の作品を色々と見たんだけど
めちゃくちゃラブシーンが多いのよねえ
多分、明日のキスシーンは舌を絡ませるディープキスを求めてくると思うわ」

最近はパッとした作品もないから
本当はあの人の作品には
出演したくなかったのよねえ…
まあ、事務所にヤレと言われればやらなくっちゃいけないのが、この仕事の辛いとこなのよ

そう言って彼女はため息をついた。

そうなんだ…
女優って華やかな表舞台だけじゃないのね

「涼風さん!せめて私の家では羽を伸ばして
ストレスを発散してくださいね」

彼女の辛そうな顔を見たら
少しぐらいの我が儘なら許してあげようと思えました。

「そう?悪いわね
じゃあさ、今夜は一緒に寝てくれる?」

「いえ…それはちょっと…」

ダブルベッドならともかく
私のベッドはシングルなので
二人で寝るには小さすぎます

そのように伝えたけれど
「大丈夫よ、抱き合って寝たらいいんだから」と
我が儘を言い出した。

彼女の我が儘を許してあげようと思った私がバカでした。

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