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女優なんて…
第11章 陽子ママの誘惑
近藤は今まで自分の耳が性感帯の一つだという実感はなかったが、こうして陽子ママの唇が耳に触れることによって己のイチモツが普段よりもガチガチに勃起したのを感じた。
「すごいじゃない…」
陽子ママは手慣れた手付きでスラックスのジッパーを降ろして生身のイチモツを引っ張り出した。
ニューハーフゆえに女性とは違ったデカイ手でソレを握られて「うっ!」と思わず近藤は声を漏らした。
その呻き声にハッと気づいたタクシードライバーが
バックミラー越しに後部座席の二人を見つめた。
恍惚の表情を浮かべて締まりのない顔の近藤。
そして陽子ママの右手が忙しなく上下に揺れている。
何をしているのか経験豊富なドライバーにはすぐにわかった。
「お客さん、勘弁してくださいよぉ」
万が一射精でもされたら
見ず知らずの男の精液を拭き取らないといけない
そんなのは真っ平ごめんだと「もうすぐですから!もうすぐホテルに着きますからそれまで我慢してくださいな」と断りを入れてラブホテルを目指してアクセルを踏み込んだ。
幸いなことに渋滞もなく
ものの数分でラブホテルに到着した。
急いでイチモツをズボンの中に戻して
五千円札を財布から取り出すと「釣りはいらないから!」とドライバーに握らせてタクシーを飛び降りた。