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女優なんて…
第14章 初舞台

「あらあら…樹(いつき)ったらゲイの癖に
やけにハッスルしてるじゃないの」
早くも股間を膨らませている樹(いつき)を見て
あかねさんはゲラゲラ笑った。
「笑い事じゃないですぅ!
私、ホントに緊張して死にそうなんですから!」
「だったら、なおさら樹(いつき)と一発やっておきなさい」
私が見ておいてあげるわ
こういうのはね見られることに慣れておいた方がいいのよ
あかねさんも本音なのかどうかわからないけれど
私のお尻を叩いてベッドルームへと急かした。
「さあ、役名で呼んであげるから教えてくださいな」
樹(いつき)さんは俄然やる気を出して私を抱きしめてきました。
「ヒロインの名前は五月(さつき)です」
「へえ~、いい名前だ
で、相手役の僕の名前は?」
「秀樹です」
「じゃあ、今から僕は秀樹だ。
いいかい?五月(さつき)を愛するからそのつもりで
ね」
言い終わらないうちに
樹(いつき)さんは私にキスをしてきた。
それも、とてもハードなキスを…
唇をこじ開けてヌルっとした舌が忍び込んでくる。
「うっ、うっ…」
彼は唇を離そうともせず
舌を私の口の中で遊ばせたまま
器用にブラウスのボタンを外し始めた。
「いいわねえ、なかなか官能的よ」
涼風あかねさんが
私たちのキスを覗き込むように顔を近づけてきた。

