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女優なんて…
第15章 女優デビュー

帰るぞとお尻を叩かれたものの
その後、お別れの記念撮影だの
一人ずつお別れの挨拶だのと
結局、お店を出たのは時計の針が午前様を刻み始めていた。

「ね、桐生さん、
ホントに明日の打ち合わせに私も呼ばれているの?」

「ああ、それね…
それは…嘘さ」

「えっ?なんでそんな嘘を…?」

「君のお祝いを二人っきりでしたかったからさ」

桐生さんは照れくさいのか
早口で捲し立てると、慌てて通りすがるタクシーを捕まえた。

タクシーに乗り込むと
桐生さんは一流ホテルの名を告げた。

「えっ?大帝国ホテル?」

「そうさ、君の新たな船出なんだ
奮発させてもらったよ」

ホテルに着くと
すでにチェックインを済ませてあるのか
桐生さんはロビーを横切ってそのままエレベーターに乗り込んだ。

私といえば、場違いな場所に連れてこられた気がして、挙動不審者のようにキョロキョロしながら
急いで桐生さんの後に続いた。

エレベーターの扉が閉まると
桐生さんはいきなり私を抱き締めた。

「優美子…好きだ…大好きなんだ」
君が映画デビューすればマスコミも新星現ると
面白いように書き立てるだろう…
そうなると君は僕の手の届かない存在になってしまう…
その前に、最後に君をおもいっきり愛したいんだ

スターになんかなれっこないわよと
言い返そうとした口を桐生さんの唇が塞いだ。

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