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女優なんて…
第15章 女優デビュー

唾液混じりのシャンパンが口の中に注ぎ込まれた。
トロリとした液体はすぐさま口の中でシュワっと弾けた。
唾液で希釈されているせいか
それほどのアルコール度数を感じることがなかった。
いや、むしろ、美味しいとさえ感じた。
「美味しいわ…
こんなに美味しいお酒は始めてよ
ねえ、もう一口ちょうだい…」
「そうこなくっちゃ
一口と言わずにどんどんと呑めばいい
これは君へのお祝いのお酒なんだからね」
そう言って何度も口移しで飲ませてくれて
気づけばグラス一杯分を飲み干してしまいました。
唾液で薄めてもらったとは言え
飲んでしまえばそれなりのアルコールが体を駆け巡ります。
たちまち私は顔を真っ赤にして体が火照りだした。
「なんだ、汗ばんでいるじゃないか」
「そうね…なんだかとても暑いんですもの」
「ぬるめのシャワーで汗を流す?」
「そうね…もちろん体を洗ってもらえるんでしょ?」
「当然そのつもりだよ」
一刻も早くシャワーを浴びながら抱擁したくて
私たちは無言で脱衣してゆく。
「このヌードとも見納めかな」
「そうね…見たくなったらスクリーンの中の私のヌードを拝んでちょうだい」
「でも、スクリーンの中の君だと
こんな風に悪戯できないよ」
桐生さんは私の乳房を持ち上げるようにして
ムニュムニュと揉んで
乳房の頂点の突起を口に含んだ。

