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女優なんて…
第5章 女性マネージャー
地方では都会のようにプライバシーを遵守してくれる高級風俗店などない。
安っぽい風俗店に足を踏み入れて
スキャンダル紛いにプレイの数々を週刊紙に暴露されても困る。
マネージャーとして
そういうネタを提供させるわけにはいかなかった。
「じゃあ、何?
あんたが処理してくれるわけ?」
膨らんだ股間を揉みながら
安岡は「こいつをおとなしくさせてもらいたいんだよね」と男性自身をアピールした。
「こんな私でよければ…」
マネージャーと所属タレントという垣根があったので、彼女は安岡に好意があったものの
ひたすらそれを隠し続けてきた。
しかし今、タレントをスキャンダルから守るという口実で、堂々と愛すべき男の体を慰めようとしていた。
「穴さえあれば、あんたでもいいよ」
愛だの恋だのという
そんな甘い関係でもなく
ただ、性欲処理のためだけでもいいから
紗由理は彼のために体を開きたかった。
安岡の抱き方は荒々しかった。
当然だ。彼は紗由理をダッチワイフとしか見ていなかったのだから。
紗由理もまた、そんな抱かれ方をしても
安岡健一と肌を合わせる事が出来ればいいのだと
彼の望む体位やプレイには拒むことなく応じた。