この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
目覚めたのは 公園のベンチ
第4章 陽菜
今日は何曜日だろう?
和夫は後ろを振り向き女学生に
ゴメン今日は何曜?聞くと
女学生は怪訝な顔で
叔父さん月曜に決まってるでしょと
馬鹿にした顔で答えて来た
和夫は有難うと言いながら
顔を元に戻し 考えていた
呼ばれるのは週末
昨日陽菜は呼ばれたのかな?
学校行こう女学生たちが 立ち上がるのを背中で感じ
振り向こうとした時 陽菜の声が聞こえ
「今日 体調不良だから休むって 先生に言って」
座ったまま 言うと
カップに刺したストローに口を付けていた
女学生達は出て行き
和夫は立ち上がり 陽菜の前に腰かけ
陽菜が怪訝な顔で 和夫を見た
陽菜を見つめ
「橘さん 初体験はどうだった?」
陽菜の顔に驚きと狼狽が走り
席を立とうとした時
「木村さん いや七海さんに教えようかな?」
「それとも クラスの皆に話そうか?」
「遠藤に処女奪われて 遠藤のを咥えたの」
「口の中に 出されたの飲まされたの」
「昨日は 遠藤に呼ばれたの?」
陽菜が青い顔で和夫を見ながら 首を振り
「言わないで 下さい」
小さな声で 下を向き呟いた
和夫は 舌なめずりを押し隠し
「今日 私と付き合って呉れたら 口外しないよ どう?」
淫靡な目で誘った
陽菜は和夫を睨み 顔を伏せ頷いた