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目覚めたのは 公園のベンチ
第3章 散りゆく 薔薇の花
道路の向かいにバス停を見付け
道路を横断してバス停の行き先を確認すると
△△駅行?????
・・・何△△駅って?・・・・
和夫は時刻表を見て居る前に
バスが止まりドアが開いた
和夫がバス停を見ている時
走って来るバスの音は聞こえていない??
取り敢えず乗り込んで 椅子に座り周りを見回した
バスの中には何人かの乗客が乗っているが
皆能面の様に無表情で前を見つめていて
話しかけづらく
和夫は黙って座り 走り去る窓の外を眺めていた
次は△△駅前
車中に放送が流れ バスがターミナルへと
流石にターミナルには
人が行き来し 交通量も多い
降りる人の後ろに着いて バスを降り周りを見回した
何処にでも有る駅前の風景を見て
空腹を覚え ポケットから財布を取り出し
中を確認した 何枚かの茶色の紙を見て安心して
駅前のファーストフードに入り
ハンバーガーとコーヒーを頼み席で
コーヒーを飲んで 一息付いた
窓の外を見ながら首を傾げていた
和夫の頭の中で
△△駅等聞いた事が無い
東京までどれ位?
それより何時来た?
昨日ママの店を出た後の記憶が無い
電車に乗らなければ
こんな所に来れないはず
それより 此処は日本のどの辺?
疑問だらけの中
取り敢えず腹ごしらえと・・・
ハンバーガーにかぶりついた時
後ろの席の 女学生の声が聞こえた