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居酒屋 かとう ※大幅に編集しました。
第1章 『文香』

自分の愛液が付いた指をマスターが舐めている。
指だけではなく、その舌は手のひらを這い、そしてキスをしながらゆっくりと二の腕まで上がってくると、蝶々のタトゥーに優しく長いキスをした。
昔付き合っていた男とお揃いで彫った蝶々のタトゥー。
当時は自慢するように、わざわざ肌を露出するような服を好んで着ていたが、今となっては誰にもバレないよう気をつけている。
付き合っていたといっても、そう思っていたのは自分だけで、その男は文香の親友だった女と所帯を持った。
その女の腕には文香よりも色鮮やかな蝶々のタトゥーがあり、文香は彼らの結婚パーティーでその事を知った。
今も残る乳首のシコリは、嫌がる文香を友人に押さえつけさせ、この男が安全ピンで無理矢理開けたものだった。
「今から生まれ変わるといい。殻を脱いで羽ばたくといいよ。」
マスターは、そう一言だけ伝え、文香の首筋に唇を添えた。
首筋を舐め上げ、そのまま舌先を頬に這わせると涙の味がマスターに染み込んだ。
「こういうのは…ダメだよ。。」
「……。」
「あっ…マスターちょ…っと待っ…て。
ほ…ほんとにダメ…なんだっ…てば。。」
「………。」
「涙なんか…、舐めないでよ…。」
文香の背筋がゾクゾクとした余韻を残している。
「わた…し、どうしたいのかわからない。。。」
「んんぁあ…んぅん…。」
マスターの舌が文香の唇を何度も何度も優しく撫で、そして糸を引きながら離れた。
文香は虚ろな目で、口をポカンと開いたまま立っている。
マスターは片手で文香の髪を握り、自分に押し当てるようにしてキスをした。
文香の中は熱く、トロトロと唾液が溢れていた。
文香もマスターを味わうかのように、少しづつ舌を絡めてくる。
ヌチャヌチャと、唇を重ねたまま唾液を交換する音が響く。
指だけではなく、その舌は手のひらを這い、そしてキスをしながらゆっくりと二の腕まで上がってくると、蝶々のタトゥーに優しく長いキスをした。
昔付き合っていた男とお揃いで彫った蝶々のタトゥー。
当時は自慢するように、わざわざ肌を露出するような服を好んで着ていたが、今となっては誰にもバレないよう気をつけている。
付き合っていたといっても、そう思っていたのは自分だけで、その男は文香の親友だった女と所帯を持った。
その女の腕には文香よりも色鮮やかな蝶々のタトゥーがあり、文香は彼らの結婚パーティーでその事を知った。
今も残る乳首のシコリは、嫌がる文香を友人に押さえつけさせ、この男が安全ピンで無理矢理開けたものだった。
「今から生まれ変わるといい。殻を脱いで羽ばたくといいよ。」
マスターは、そう一言だけ伝え、文香の首筋に唇を添えた。
首筋を舐め上げ、そのまま舌先を頬に這わせると涙の味がマスターに染み込んだ。
「こういうのは…ダメだよ。。」
「……。」
「あっ…マスターちょ…っと待っ…て。
ほ…ほんとにダメ…なんだっ…てば。。」
「………。」
「涙なんか…、舐めないでよ…。」
文香の背筋がゾクゾクとした余韻を残している。
「わた…し、どうしたいのかわからない。。。」
「んんぁあ…んぅん…。」
マスターの舌が文香の唇を何度も何度も優しく撫で、そして糸を引きながら離れた。
文香は虚ろな目で、口をポカンと開いたまま立っている。
マスターは片手で文香の髪を握り、自分に押し当てるようにしてキスをした。
文香の中は熱く、トロトロと唾液が溢れていた。
文香もマスターを味わうかのように、少しづつ舌を絡めてくる。
ヌチャヌチャと、唇を重ねたまま唾液を交換する音が響く。

