この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
駆け込んだのはラブホテル
第12章 帰りたくないです



「……下手かもしれませんよ」

 守屋は正直に弱音を吐いた。

「はじめてなので」

「いいよって言ってるのに」

 桜木が、不満げに言う。

「あまり女性に恥をかかせるものではありません」



「……すみませんね、ヘタレ童貞で」

 そう答えると、桜木は肩を縮めて少し笑った。



 六月末の薄着の桜木の、背中に守屋はようやく手を添え、優しくなぞった。
下着の紐がどこにあるか、すぐにわかった。
くすぐったかったのか、桜木が、「んっ」と小さく声を上げた。その声だけで、守屋は完全に勃った。



「場所、探します」



 そこからの行動は早かった。
駅の向こう側にいくつもホテルがあることを検索で突き止めて、守屋は中でもできるだけ綺麗で大きい部屋を探した。
守屋のペースでいいと言われたので、ここだけは場所代を持たせてもらおうと、少し高めのホテルを選んだ。
後ろを着いて歩く桜木は、守屋に片手を繋がれたまま、ずっと足元ばかり見ていた。


/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ