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駆け込んだのはラブホテル
第13章 はじめての
「スカート汚れちゃうから、腰上げてくれますか」
桜木は素直に従った。
守屋は、桜木のスカートと、闇の中では破いてしまいそうだったのでストッキングも先に脱がせた。
下着一枚になった桜木をどうしても見てみたくて目を凝らしたが、白い肌が朧気に浮かぶだけだった。
「桜木さん、すみません、俺も……苦しいから、ズボンの前だけ開けていいですか? 桜木さんがいいって言うまで、絶対に無理やりしたりしないから」
「私、守屋さんのこと信じてるので大丈夫ですよ」
「……嬉しい言葉ですが、ちょっと自信がなくなってきたので、いざとなったら蹴るなり殴るなりしてくださいね」
ベルトを抜き取って床に落とし、スラックスの前だけ寛げると、どうやって収まっていたのだろうと思うほどにそれは大きくなっていた。
まだ下着の布はあるものの、金属の金具からは解放されたモノは、痛いほどぱんぱんに聳り勃っていた。
これ以上脱ぐと歯止めが効かなさそうだったので、下着は履いたまま、ズボンも下ろさないままでいた。
守屋はまず、桜木の内ももを指でやんわりと撫でた。
「嫌だったり、痛かったり、少しでも嬉しくないなと思ったら、絶対に言ってくださいね」
「はい」
顔が見えないというのは不便だ。守屋は絶対に桜木に嫌な思いをさせたくなかった。
ゆっくりとゆっくりと、中心部に近づいていく。
そんな守屋の思いとは裏腹に、桜木は、早く触れてほしくて内ももを擦り合わせていた。
とうとう守屋の指が、下着のラインに触れた。
下着と素肌の境目に沿って、指が滑る。
「触りますよ」
守屋の指が中心部を、服の上から縦になぞった。