この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
駆け込んだのはラブホテル
第13章 はじめての
とりあえず、舐めてみる。
少し上の部分の茂みを掻き分け、とんとんと舌の先でつついてみる。
小刻みな呼吸をしていた桜木が、ぽつんと張り出した一箇所を突いたとき、あっと大きな喘ぎ声を上げた。
桜木は、慌てて手で自分の口を塞いだ。
守屋は舌での刺激を続けながら、腕を掴んで手で口を塞ぐのをやめさせた。
「我慢しないで。お願い、気持ちよくなってほしい」
「で、でも……あっ……!」
「ここ?」
「ちが……や……!」
「ここだね」
場所がわかれば、守屋はそこをピンポイントで執拗に攻めた。
突いたり、包んだり、捏ねたり、なぞったり。
さっき、桜木が中は触ったことがないと言ったとき、行為自体については否定しなかった。
つまり、外は触ったことがあるのだ。
だったら、イクという感覚も知っているはず。
「桜木さん、どうすれば気持ちいい?」
「あっ……やぁ……」
桜木はびくびく身体を震わせながら、首を横に振る。
「教えて。いつもどうしてるか」
「だ、め、守屋さん、も、りや、さん、」
「駄目?」