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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第20章 大漁祝いに
(^_-)-☆ 大漁祝いに ♪♪
僕はサラリーマンのはずなのに、なぜか漁師になっているのです。
そして、漁船に乗ってみんなで底引き網を引き揚げていた。
久しぶりの大漁で、港に着いたら大勢の人たちが出迎えていた。
大漁祝いに埠頭の大倉庫で酒盛りが始まり、おかみさんたちが漁師たちにねぎらいのお酌をしている。
この大倉庫は何十年前に建てられたのだろうか、照明といえば天井から10灯ほどの裸電球がぶら下がっているだけだ。
隅々まで灯りは届かないので、数メートル先の人たちの表情はぼんやりと、酒を酌み交わして揺らめく姿がまるで影絵のようだ。
こんなに大勢の中で、独身の僕だけが無視されたように一人ぼっちなのです。
きっと僕の姿は、路傍のお地蔵さんのようなシルエットになっていたかもしれません。
だからといって、みんなから僕がつまはじきにされているようではないし、邪険にされている訳でもありません。