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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第25章 バンジージャンプ

シックスナインの体位で僕はキラリちゃんにしがみつき、頭から谷底へと身体が傾いていくのです。
僕たちは、峡谷の底へ向かってジャンプです。
係の女性が激励のお見送りです。
「行ってらっしゃいませーーーー! あっ? あっ! あああ……」
「あっ!」と叫んだ係の女性の声を、僕は聞き逃しませんでした。
いったい、係の女性は何を見て叫んだのか……?
予期せぬ事態を目撃して、危険を察知したのではないでしょうか?
僕の不穏な予感は的中です。
渓谷の崖上から獲物を狙っていたハゲタカが、崖から落下した僕たちを餌だと勘違いして急襲してきたのです。
ハゲタカの鋭いくちばしに、僕は首を食いちぎられて血みどろです。
僕はハゲタカを追い払うために、右の手を拳にして殴りつけます。
ところが、キラリちゃんを抱きしめていた右手を離した拍子に身体がくねり、左手が滑って僕は宙に浮いてしまったのです。
キラリちゃんの足首を掴もうとしたのですが、手を差し伸ばしたまま僕は谷底へと急降下です。
真っ逆さまに落下して川底の岩石に激突し……、
悶絶の叫びと同時に夢から目覚め、ベッドから転がり落ちながら夢精をしていたのです。

