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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第26章 レム睡眠官能姦淫行動障害

(^_-)-☆ レム睡眠官能姦淫行動障害 ♪♪
紹介された睡眠専門のクリニックを訪れると、待合ロビーには老若男女の患者さんでいっぱいでした。
睡眠で悩んでいる患者さんがこんなにもたくさんいるってことは、世の中が平和になり過ぎて、脳波が乱れて眠る事さえできなくなってしまったのでしょうか?
そんな事を考えながら受付で紹介状を差し出すと、受付嬢は意味ありげに見つめて僕を別室へと案内したのです。
その部屋は診察室だと思われるのですが、イスが向かい合わせに2脚と、壁に小さな時計がかかっているだけの殺風景さです。
僕はイスに座ってしばらく待たされてあくびをしていたら、部屋のドアが開いて白衣のお医者さまが現れました。
40歳くらいの中堅医師という感じでしょうか、聴診器を首にぶら下げて、てらいのない笑顔で問診が始まりました。
「あー、金次郎さんは、特別な夢を見てお困りのようですね。いつからそのような夢を見るようになったのですか?」
「はい、小学校の5年生の頃だったと思いますが……」
「ほう、小学校の5年生でねえ、どんな夢を見たのか、詳しく話していただけますか?」
「はい……」

