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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第26章 レム睡眠官能姦淫行動障害

僕は精神科の先生に話した症状を、あらためて睡眠専門のお医者さまに窮状を訴えます。

「だんだん夢の内容が、過激で異常で凄惨になってきたのです。目が覚める時にはベッドから転がり落ちて、壁や床に頭を打ち付けて血みどろになることが屡々なのです」

「ほう、たとえば、どんな風に凄惨なのですか?」

僕は隣の奥さまや未亡人との荒野の決闘の顛末を語り、さらに直近の悪夢について告白しました。

「はい、先日見た夢は、僕と会社の女上司と二人だけで、なぜか空軍の輸送機に乗っているのですよ……」

「はいはい」

「女上司は僕の目をじっと見つめながら、スカートも下着も脱いで裸になりました。そして、僕の衣服を脱がして、アクロバティックなセックスをしましょうねと言って口づけをするのです。ハメ合いながらパラシュートで降下しましょうねと言って僕を抱きしめ、チンポを挿入して輸送機から飛び降りました」

「実にアクロバティックなセックスだ……」

「はい、宙を舞いながらの交合は刺激的で快感だったのですが、そのままパラシュートは開かずに僕たちは地面に激突したのですよ。ぼくはベッドから転がり落ちて、脳天から血を流して、チンポから精液を垂れ流していました」

「そうですか、なかなか過激な夢でしたねえ」

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