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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第26章 レム睡眠官能姦淫行動障害

お医者さまに治療を始めると言われ、精嚢から精液を抜き取るなんて言われても、こんな殺風景な診察室で、僕はどうしていいのか分かりませんよ。
「あの、先生、精液を完全に抜き取るって……どんな手術をするんですか?」
「手術なんかじゃありませんよ。あなたがいつもやってる事ですよ」
「えっ? もしかして、マスをかいて射精するってことですか?」
「はい、そうですがねえ、10ミリリットル以上の精液を完全に抜き取るには、少なくとも3回の射精が必要です。オナニーで3回も放出するのは苦痛でしょうし、完全な排出もできませんから、看護師である私の妻がお相手をします」
「お、お相手って……?」
「はい、射精のお相手です」
「ええっ? オナニーのお手伝いということですか?」
「オナニーのお手伝いもしますが、オナニーだけでは完全に排出できませんから、射精のお相手をするのですよ」
「ま、まさか、先生の奥さまが僕にフェラチオとか? それとも、3回射精するまで……ヤルってことですか?」
お医者さまはコホンと咳払いをして、落ち着き払って答えます。
「ヤルとか、ヤラないとかいう問題ではありませんよ。これは治療なのですから」

