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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第26章 レム睡眠官能姦淫行動障害

どうやら僕は、完璧な射精をするために、お医者さまの奥さまとヤルらしい。
奥さまは美人なのかブスなのか分かりませんが、医者の妻との交合を想像するだけで僕はドキドキの勃起ですよ。
だけど……、
手術ではなくて、とりあえずはホッと胸をなでおろしたのですが、一抹の不安がよぎるのです。
医者は患者の治療のために、マジで自分の妻の操を捧げることができるのか?
やっかみや嫉妬はないのか?
奥さまだって、見知らぬ患者を相手にオマンコを差し出して、マジで射精までさせられるのか?
何か秘密の裏事情があるのではないか?
更年期障害で没交渉夫婦なのだろうか?
良からぬはかりごとに巻き込まれるのではなかろうか?
本当に病気を完治できるのだろうか、騙されて大金を巻き上げられるのではなかろうかと、不信の疑問がつのるのです。
そんな思いを露わに顔に出して、僕はお医者さまに問いかけます。
「あの、今までに……治療の実績はあるのですか? 効果はあったのですか?」
とたんにお医者さまは神妙な顔つきになり、とんでもない事実を打ち明けてくれたのです。
「金次郎さん、実を申しますとね、かつて私も淫靡菌に悩まされていたのですよ。私自身が患者だったのですよ……」
僕は驚愕の眼差しで、お医者さまを凝視します。
「ええっ? 先生も、僕と同じような夢を……?」
「はい、私の見る夢はね、金次郎さんに劣らず過激なものでしたよ……」

