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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第4章 夢の続き
どうして奥さまと未亡人が……?
どう考えてもこの状況は、夢の中に違いありません。
これは夢に違いないと思いながらも僕は、恐怖のあまり両脚をブルブルふるわせているのです。
だって当然でしょう、相手は二丁拳銃で、しかも二人ですから四丁拳銃ですよ。
拳銃一丁の僕に、勝てるはずがありません。
僕たちは互いに睨み合って、拳銃を抜くタイミングをうかがっている。
もうすぐ教会の時計の針が、12時にピタリと重なりそうだ。
二人は憎しみを込めて、必殺の眼差しで僕を見つめている。
ああ、教会の鐘が鳴る……、
時計の針がピタリと重なった。
その瞬間に、拳銃の引き金が引かれて……、
僕はその時、夢を見ているんだと確信していました。
しかし、左隣に住む42歳の未亡人までが、なぜ夢の中に登場したのか……、
うすうす僕は、夢の中でも感づいていたのです。
それは数日前の、近所の小さなスナックでの出来事が、余りにも強烈な印象として脳裏に焼き付いていたからです。