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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第9章 新入社員のレイナさん

会社としては新入社員の歓迎会なんてやりませんから、僕はダメもとで彼女を夕食に誘ってみました。
意外にも彼女はあっさりと、嬉しそうに誘いに乗ってくれたのです。
ところが僕は、これまで女性とデートなんてしたことがありませんので、若い女性が好むレストランなんて見当もつきません。
勤務が終わって戸惑う僕に、彼女は気を遣って好みの店を教えてくれました。
彼女に連れられて入った店はニンニク料理専門で、よほど人気があるのか女性客やカップルでいっぱいでした。
彼女が勧めてくれた食前酒は、オットセイのペニス漬け紹興酒のボトルでした。
そして、料理はまさにニンニクずくめです。
スッポンコラーゲンのスタミナ炒めや、マムシのレバーニンニク焼きを頬張りながら、僕たちは紹興酒で乾杯をしたのです。
「君はこの店によく来るのかい?」
「いいえ、初めてですよ。友人から聞いて、一度行ってみたいと思っていたんですよ」
「友人って、彼氏のこと?」
「彼氏なんていませんよ」

