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レム睡眠官能姦淫行動障害の僕
第10章 レイナのお母さん

翌朝目覚めると、ベッドにお母さんはいません。
衣服を整えてキッチンに行くと、お母さんが朝食を作って待っていました。
レイナさんがいないので、どうしたのかと尋ねたら、急ぎの仕事が残っているから早朝出勤したのだと言う。
そんな急ぎの仕事なんてあったかなと訝りながら、僕も食事を済ませて会社に向かいました。
ところが、僕の隣の席にレイナさんの姿はありません。
定刻になっても姿を見せないので、僕は課長に確認したのです。
課長の指示で、業務を依頼されて外出しているのかもしれませんから。
そうしたら、課長はとんでもない事を言うのですよ。
事務の中途社員はまだ募集中だから、そんな女性なんか入社していないと言われて……、
君は1週間の休暇を取って休んでいたから、寝ぼけているんじゃないかと笑われたのです。
僕が1週間も休みを取っていたなんて……、
そんなに長く休暇を取って、僕は何をしていたというのか?
休みを取った記憶も認識も、僕には全くありませんよ。

