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女子大生みお、羞恥の課外授業
第8章 ランジェリーナイト
「今夜はどこに行くんですか?」

車が発進すると助手席からみおが聞く。

「この前のお店よ……あのときは貸し切りだったけど今夜は他のお客さんもいるから、あのお店の本来の楽しみ方ができるわよ」

「困ります」

沙希に却下されるのはわかっているが、みおが一応抵抗してみる。

「あら、この前リナさんに見られて感じてたのは誰だったかな?」

それを言われるとみおは反論できない。

沙希に従うしかない。

車をコインパーキングに止めて、ふたりが歩いて「姫楽園」に向かう。

当然のように沙希がみおの手を取って恋人繋ぎする。

顔を赤らめながら、みおもそのまま歩く。

ビルに入ってエレベーターで最上階に上がり、ふたりが「姫楽園」のドアの前に立つ。

沙希が呼び鈴を押すとリナがふたりを迎える。

「ようこそランジェリーナイトへ」

光沢のあるパールピンクのキャミソールとショーツのリナがふたりに向かって微笑む。

「えっ、ランジェリーナイト?」

聞いてないですよと、みおが沙希の顔を見る。

「あら、言ってなかったかな? ランジェリーナイトは人気企画なのよ……みおちゃんのランジェリーもちゃんと用意してるから」

何でもないことのように言って、沙希がみおの背中を押す。

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