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女子大生みお、羞恥の課外授業
第1章 出会い
ふたりがレストランを出ると、沙希が予約したタクシーが待っていた。

みおを先に乗せ、沙希が隣に座って運転手に行き先を告げる。

「そんなに緊張しなくても大丈夫よ……楽しい体験をさせてあげるから」

そう言われてもみおの緊張は解けない。

この状況でリラックスできるはずがない。

「みおちゃんのそういうところも気に入ったんだけどね」

沙希の右手がみおの左手に振れる。

みおが顔を赤らめて隣の沙希をチラッと見る。

沙希は意味有り気な微笑で返す。

沙希に手を握られたまま、みおは窓の外に視線を向ける。

「可愛い……」

みおに聞こえるように沙希がつぶやく。

10分くらい走って、タクシーが繁華街の細い道の入り口で止まる。

車を降りると、沙希がまたみおの手に触れる。

今度は指を絡ませて恋人繋ぎする。

振りほどく訳にもいかず、みおは困惑顔のまま沙希と手を繋いで歩く。

「このビルの中のお店よ」

手を繋いだまま古い雑居ビルに入り、エレベーターで最上階に上がる。


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